組織再編会計

 この章では、経営の効率化、事業の拡大等を目的として実施する企業グループの再編行為である『合併』、『分割』、『株式交換』、『株式移転』について説明します。

(考え方の概要)
 組織再編とは、経営の効率化、事業の拡大等を目的として実施する企業グループの再編行為のことをいい、具体的には『合併』、『分割』、『株式交換』、『株式移転』、『事業譲渡』などの形態があります。
 会計的には、支配取得(会社が他の会社に対する支配を新たに得ること)の場合と共通支配下(2以上の会社が同一の会社等に支配されている中で当該支配されている会社が組織再編行為を行うこと)の場合で会計処理の考え方が大別されます。

こちらでは合併の意義、合併を行うに当たってのメリット・デメリットを紹介するとともに、合併に当たっての具体的な会計処理について、取得の場合と共通支配下の場合に区分して、設例により説明します。

こちらでは株式交換の意義、株式交換を行うに当たってのメリット・デメリットを紹介するとともに、株式交換及び株式移転に当たっての具体的な会計処理について、設例により説明します。

こちらでは会社分割の意義、会社分割を行うに当たってのメリット・デメリットを紹介するとともに、会社分割に当たっての具体的な会計処理について、取得の場合と共通支配下の場合に区分して、設例により説明します。