流動資産会計

 この章では貸借対照表項目のうち、流動資産に属する項目について、その内容、それぞれに適用される会計基準、実務上留意すべき点、勘定科目ごとの分析・考察の方法について説明します。経営管理に利用するためには、資産は、取得した金額・額面上の金額で計上するのではなく、実際に回収できる金額(金銭価値)・経済的便益を受けることのできる金額で計上すべき点がポイントです。

こちらでは現金及び預金の内訳としてどのようなものがあるか、当座預金の機能などについて説明します。

こちらでは売上債権の内容、具体的な会計仕訳、分析上留意すべき点、特に売上高との対比が重要な点について説明し、貸倒引当金の計上に当たっての債権の分類、それぞれに適用される貸倒引当金の計算方法について具体的に説明します。

こちらでは棚卸資産の内容、具体的な評価方法、計算方法について説明するとともに、棚卸資産の経営管理における考え方、分析方法について具体的に説明します。また、棚卸資産の実地棚卸の方法についても紹介します。

こちらでは経過勘定の内容、複式簿記における機能を説明することにより貸借対照表と損益計算書のつながりを視覚的に説明するとともに、その他の流動資産として実務上よく見られる勘定科目の具体的な内容について説明します。